消えゆく両手シュート ― バスケは新たなステージへ
こんにちは、カズです。
今回はちょっと熱めに語らせてください。
タイトルどおり、「両手シュートって本当に現代のバスケで必要?」という話です。
いや、ぶっちゃけ私、女子バスケットの指導経験はないんですよね。
「お前に女子の何がわかる!」ってツッコまれるかもしれません。。
いや、でも女子のトップ選手は全員ワンハンドでプレーしてます。
でもここではあくまでも外部から見た第三者目線として、かつ両手シュートに否定的なスタンスを正直に貫きつつ、思ったことをガンガンぶっちゃけていきたいと思います。
そもそも私、両手シュートってどうしても好きになれないんですよ。
「いやいや、両手でも入ればいいじゃん。個性だよ個性」
という意見。
まあ言いたいことはわかりますけど、あえて言いたい。
「本当に両手シュートで、選手の可能性は広がっていますか?」って。
私は、バスケットボールの無限の可能性を選手に開かせたいからこそ、両手シュートにこだわり続けることにはかなり否定的なんです。
もちろん小学生・中学生の導入期に、筋力が追いつかなくてやむを得ず両手で打ってみる。それはアリかもしれません。
でも高校生、大学生、ましてトップリーグや代表クラスになっても、両手シュートでやっていますという選手はたくさんいらっしゃいます。
私はどうしても「それじゃアカンだろ…」と思ってしまう。
あなたにはできるだけ早く、片手シュートのメリットをガッツリ知ってほしい。
なので今回は、
- 日本女子バスケ界ではどうしてこんなに両手シュートが長らく根付いてきたのか
- それが今、どんな経緯で消えつつあるのか
- 両手シュートと片手シュートの具体的なメリット・デメリット
- シュートの着弾角度やバックスピンの話
- 両手シュートは個性かどうか
などを、この場でぐだぐだと語っていきます。
どっちが正解・不正解という話ではなく、あくまで技術の最適化を考えたいんです。
両手シュートを完全否定するわけじゃないですが、あえて言うなら「ぶっ潰したい」ぐらいには抵抗感があるということで(笑)。
この記事を読んで、「なるほど、やっぱり片手でいこうかな」「私のチームのあの子にはこういうアプローチをしてあげたいな」と思ってもらえたら最高です。
それでは、かなりボリューミーに話を続けていきますので、最後までお付き合いください。
学問的にも実践的にも、いろいろ混ざった熱量を感じてもらえれば嬉しいです。
それではいきましょう!
両手シュートの歴史的背景と日本女子だけ異様に残った説
まず、日本の女子バスケ界がずーっと両手シュートを使ってきたって話、聞いたことありますよね。
男子はとっくの昔(20世紀中頃)からワンハンドジャンプシュートの時代に突入していたのに、女子はなんだかんだ両手メインで来た。
この背景にはいろいろな要因があると言われています。
1つは指導の始まり方。
アメリカからバスケットボールが伝わってきた当初、男女ともセットシュート(両手で胸の前あたりから押し出すシュート)が主流だった。
で、男子の方はジャンプシュートの導入が比較的早かったけど、女子は体格差や筋力の問題で両手押しを継承し続けたらしい。
指導者も「女子には遠くまで飛ばせないから両手がいい」みたいなことを昔から言ってたんですよね。
そこで謎の伝統が生まれちゃった。
実際、「女子は片手じゃ届かない」と思い込んでた指導者も多かったんじゃないかな。
私としてはそこがちょっと残念で、「いやいや、トレーニングなりフォーム改善なりすれば十分届くやろ!」という気持ちが強い。
何なら早い段階で片手シュートを教えてあげた方が、のちのち大きなリターンになることは指導者側も分かってたはず。
でも当時は情報も乏しくて、日本国内の監督やコーチが実践的に「女子もワンハンドで行こうぜ!」って流れを作れなかった。
それが長引いて、21世紀に入ってもまだ両手シュートが多かった…という流れです。
しかし、
スマートフォンの普及で情報が民主化され、
時代は変わり始める…
海外の女子バスケは全員ワンハンドだとわかり、「あれ?両手でシュート打ってるの日本だけじゃね?」みたいな空気が漂い始める。
2010年代以降、日本女子も国際試合を通じて「やっぱり世界基準はワンハンドなんだ」と再認識。
2017年にはトム・ホーバス氏が女子日本代表を率いて世界で戦う中で、「クイックリリースのワンハンドシュートの必要性」が日本にも強まっていったような感じ。
実際、東京五輪やその後の国際試合を見ても、両手シュートのスーパースターなんて1人もいません。
とはいえ、日本では両手シュートがいまだに根強く残っており、どうしても過渡期っぽさは否めない。。
そうした現象を見ると私は、
もう両手にしがみつく理由なくね?
と思ってしまうのです。
でも指導者や選手によっては「昔から両手でやってますから」「私には合ってるんです」と頑固に続けるケースがある。
そこをどうアプローチしていくのか、この記事で一緒に考えていきたい。
両手シュートと片手シュートの着弾角度とバックスピンの話
さて、両手シュートと片手シュートの違いとして、エネルギーの伝達とかスタンスとかいろいろ論点はありますが、ここではシュートそのものの、着弾角度とボールの回転に注目します。
シュートの入りやすさって、単なる弾道だけじゃなくて、角度とそれに伴う回転がめちゃくちゃ大事って話。
両手で遠くから打つと…
両手シュートの特徴として、スリーポイントラインの外から放つときは「弾道が高くなるケースが多く、バックスピンは割としっかりかかっている」というのが一つ。
そもそも体の正面にボールを構え、両手で押し出すフォームでは放物線が高くなりがちで、リングに落ちる角度が大きくなる。
一見良さそうに思えますが、軌道が高すぎて再現性が落ちるという指摘もあるんですよね。要はコントロールが難しくなる。
あと力加減がちょっと狂うだけでショートやオーバーになりやすいという弱点もあります。
そしてジャンプシュートになると…
そして、ミドルシュートやプルアップシュートでは、両手シュートだと回転が少なく軌道がフラット気味になり、安定性を欠く場面が多い。
トップレベルの試合で、両手シュート気味にミドルを高確率で決める選手はほぼ見かけないのが実状。
要は、距離がある程度あるスリーポイントなら二の腕や手首を大きく使ってバックスピンをかけやすい人がいるかもしれない、、、
でもミドルレンジやプルアップのように、両手を素早く持ち上げて瞬間的に放つときは、回転数が落ちやすい。
ボールの質が、距離で大きく変わるのはかなりのデメリットです。
一方でワンハンドは…
それに比べて片手シュートは、腕を横方向に押し出しつつ猛烈なバックスピンをかける動作がしやすい。
メリットは、軌道が低くなること。つまり、ボールがリングに届くまでの距離が短くなることで、シュートの再現性が高くなる。
「でも弾道が低くなると入りにくいんじゃない?」と思う人もいますが、実際には強いバックスピンがかかることでボールがリング手前でグッと伸び、勢いよく吸い込まれるような軌道を実現できる。
意外と知られていないマグヌス効果
例えば、NBAのレブロン・ジェームズ選手や八村塁選手をイメージしてもらうとわかりやすい。
彼らのシュートは放物線がそこまで高くないのに、リング付近でボールが伸びていくように見えますよね。
あれは強いバックスピンのおかげでマグヌス効果が働き、弾道が最後にもうひと伸びするんです。
そのおかげでボールがリング手前でグッと伸びて、フワッと落ちやすくなる。そして多少リングに当たっても弾かれないメリットもある。
結局ワンハンドのほうがメリットが大きい
両手シュートの場合、ボールの高さは稼げても、そのぶんブレやすく再現性に欠ける。
特にディフェンスが迫ってくる実戦では、力加減や両腕のバランスが狂えばすぐシュートミスに直結する。
一方、ワンハンドシュートはボールの高さを抑えつつバックスピンを強くかけやすい。コントロールミスが起きづらく、再現性が高いわけです。
ここが大きな違い。
両手だとどうしても同時に押し出す力を調節しなきゃいけない。安定性を損ねやすいし、ミドルやプルアップでは回転数が減りボールの質が変わってしまう。
そういったことを踏まえると、両手シュートよりワンハンドシュートのメリットが圧倒的に大きいわけです。
両手シュートは本当に個性と言えるのか?
さて、「両手シュートは個性じゃないの?」という声に対して。
私はこう言いたい。
サッカーのフリーキックを「かかと」で蹴るのは個性だと思いますか?
いやいや、
さすがにそれは個性じゃないでしょ(笑)
と全員が口をそろえて言うはず。
でも両手シュートとワンハンドシュートの比較も同じことです。たしかに世の中、人それぞれ体格も違えば感性も違う。
でも、現代バスケットボールが多彩なスキルを必要とするようになってきた今、両手シュートだと決定的に不利になる場面があまりにも多すぎる。
その理由の中心にあるのが「シュートを放つときに斜めスタンスで打てるかどうか?」という点です。
最近のステップバックやユーロステップ、ナバーロステップ、さらにはフェイドアウェイなどのフィニッシュって、体勢的にかなり斜めになりながら打ちますよね。
あの斜めスタンスのおかげで、ディフェンス側は守るのが難しくなるんです。
ところが、両手シュートって基本的に正面を向いて両腕を揃えないと力が伝わらない。要は「真正面向いて上下・左右の2Dの駆け引き」しかできなくなるんですよ。
例えばディフェンスの手が右前からチェックに来ていたとしても、両手シュートだとその手に向かい合うようにして、自分の正中線にボールを構える必要がある。
ただ左後ろ側に体を傾けるだけでディフェンスからボールを守れるのに、両手シュートではそれができない。
そうすると攻撃のバリエーションがガクッと減る。結果的に相手ディフェンスも守りやすい。
ワンハンドシュートならそこに前後の駆け引き生まれます。「斜めスタンス」のままでボールを持ち上げられる。そうすると身体は斜め後方にずらせる。
ステップバックしてからも、そのままの身体の向きで片手でスッと持ち上げリリースできる。
フェイドアウェイもターンを入れながら打てる。
つまりワンハンドは、前後・左右・上下の3Dの駆け引きが可能になるんですね。
両手シュートだとどうしても正対する必要があるから、上下と左右の2軸だけに依存しがちになり、動きが単調になってしまう。
ではここで話を戻します。
そう考えると、果たして「技術を制限する動作を個性と呼ぶのか?」という疑問が湧きませんか?
もし両手でも何でもやりたいことができる、自由自在に斜めスタンスでシュートを打てるなら、それは真の個性かもしれません。
でも現実的には、両手シュートは正対しなきゃいけないわけですよ。その結果、多様なステップワークを活かしきれない選手をよく見かけます。
バスケを一生懸命やっている以上、「もっと自由な動き」をしてほしい。 だから、両手シュートを個性と呼ぶには疑問符がつきます。
むしろ「個性を広げるための障壁」になっていないかと、声を大にして言いたい。
実際の現場での両手シュートあるあると、惜しいと感じる女子選手の話
ここでは具体的なエピソードを交えたいのですが、私は女子選手の指導経験はありません。
それでも今回あえて、男子を指導している最中、女子の現場を横目で見ていて「うわ、もったいないなあ…」と思うケースについてお話しします。
私が男子チームを指導していると、隣のコートで女子チームが練習していることはよくあります。
彼女たちを遠巻きに見ていると、どうにも両手シュートが当たり前のように蔓延しているんですね。
どの選手も構えが正対で、ボールを胸の前にもってきて両手で押し出すように撃っている。
止まって打つシュートならまだしも、動きながらのミドルや3Pになると確率がガクッと落ちてしまう。
練習的にも「とりあえず本数を打たせる」みたいな感じで、ワンハンドフォームをじっくり教え込む時間もない。
教えられるコーチもいないのか、両手シュートを徹底的に直す余裕もないのか、そこで足踏みしている子がいっぱいいるように見えるんです。
プレーを見ていると「いや、あの子は結構運動神経良さそうだな」「あの子はドリブルにキレがあるから、ワンハンドシュートに切り替えたらプルアップが武器になるのに…」と思う場面がたくさんあります。
でも、両手で正対して打つから、ディフェンスに詰められるとどうしようもなくなる。それをカバーする技術も備わっていない。
結局は明らかなタフショットになるケースがめちゃくちゃ多い。私は見ていて歯がゆい気持ちになるんです。
こういう光景を一度や二度じゃなく、何度も目にしていると、「女子バスケは本当にもったいないことをしているなぁ」と痛感します。
男子より身長やパワーで劣るからこそ、女子こそ速い展開や多彩なシュートスキルを取り入れたら絶対に面白いのに。
でも両手シュートが根強く残っていて、指導者も「まあ仕方ないよね」程度で流してしまう。そんな風潮が続く限り、選手たちの可能性は一向に広がらない。
私が女子指導の経験こそないとはいえ、遠くから見ていても「絶対にワンハンドシュートの練習をしっかりやったほうがいいのに…」と切実に思うんですよね。
さらに言えば、学校のスケジュールや部活動の伝統、指導体制の問題などで
- ワンハンドのメリットをよく理解していない
- じっくりとワンハンドのフォームを学ぶ時間が確保できない
- そもそも指導者が両手から片手の切り替えプロセスをよく知らない
という現状もある。。
だから、選手たちは両手シュートのまま何となく打ち続ける。
そして大学生や社会人になってから「あのとき片手に変えておけばよかった」と後悔を抱えたまま選手生活を終えてしまう。
そんなパターンが実はたくさんあるのではないかと思うんです。
もしあなたが女子を指導しているのであれば、選手にはどうかそんな後悔をさせてほしくない。
両手のままでもある程度は戦えるかもしれません。
でも、時代の流れやバスケの進化を考えれば、早めに片手へ移行し、自由なスタンスで多彩なフィニッシュを使いこなせるようになるのが断然有利。
だからこそ、指導の体制を整えてあげることが大切なんじゃないかなと思います。
両手シュートは筋力の問題か?:実は運動協調の未熟さもある
両手シュートを続ける理由としてよく言われるのが「女子は筋力が弱いから」という話。
でも、最近の研究や実践の声からすると、これは原因の一部に過ぎない。というかあまり関係ないという見解が増えています。
もちろん、体格や筋力の差で片手で届きにくい初期段階(小学生〜中学生ぐらい)なら、両手で押し出した方がとりあえずリングに届くかもしれません。
でも、それをいつまでも続けるのはもったいない。
加えて、よく言われるのが「未熟な選手ほど非対称動作が苦手だから、両手を同期させる動きに頼る」という運動学の知見です。
ワンハンドシュートでは片方の手でボールを飛ばし、もう片方の手は別の動きをします。
いわば左右非対称の協調性が大事なんですよね。
未熟なうちは、この非対称協調が難しいから、正面に構えて両手で同時に押し出す方がラクだし安定しているように感じられる。
しかし実際には、片手シュートこそしっかり学習とトレーニングを積めば、むしろ再現性の高いフォームとして身につく。
筋力についても、上半身と下半身の連動をきちんと活かせばそれほど苦にならない。ジュニア期から少しずつ身体づくりをしていけば、ワンハンドでシュートレンジを伸ばすのは決して不可能じゃないんですよ。
結局のところ、「筋力不足と運動協調未熟が合わさって、子供のころは両手シュートが楽。でもそれに慣れちゃうと、片手に移行する苦労を避けてしまいがち」という構造になっているわけです。
もし上のレベルを目指すのであれば、そこを乗り越える覚悟が不可欠。
問題解決のヒント:指導者ができる3つのアクション
「じゃあ両手シュートを続けるのはもったいないとして、指導者は具体的にどうすればいいの?」と聞かれることがあります。
もちろんドリルやトレーニングメニューを細かく組むのも大事ですが、ここではもう少し方向性や改善点の話をしたいと思います。
ポイントは大きく3つです。
1. ボールの持ち方を縦に
まず、両手シュートの子たちを見ていると、ボールを横(左右対称)に持ったままシュートモーションに入る傾向が強い。
チェストパスなんかでも両手で真横に持ってそのまま押し出すことに慣れているからかもしれません。
でもワンハンドシュートを目指すなら、ボールは上下方向に縦に持つ意識に切り替える。
両手が左右線対称でボールを抱えるのではなく、上下を押さえるような形。そうすると、自然にワンハンド特有の非対称の配置が作りやすい。
チェストパスも同じ持ち方で出せるように練習しておくと、あらゆるパス&シュート動作が一貫してきます。
2. 斜めスタンスでシュートを打つ
先ほども述べたとおり、斜めスタンスこそが現代バスケのスキルの肝です。
両手シュートは正対しないと力が伝わらず、リリースしづらい。だけど片手シュートなら体を少し斜めに向けたまま打てる。
要は、ディフェンスがどの方向から来ても身体をずらしながらシュートモーションに入りやすいんですよ。
つまり、指導者は正対シュートではなく、「駆け引きの観点で斜めで打てるフォームこそが大事」というメッセージを選手に伝えてほしいんです。
そうすることで、ステップバックやユーロステップとの相性もよくなるし、上下・左右・前後の3次元の駆け引きを繰り出せるようになる。
3. 「両手シュートの延長」の考えを捨てる
最後に強調したいのはこれ。
ワンハンドシュートを両手シュートの改良版と考えるとあとあと大変ということです。
両手で持っていたところから片手だけ抜いてみる…みたいに考えると、結局半端なフォームで両手シュートのクセが残りやすい。
そうじゃなくて、まったく別のスキルとして左右非対称の動き方を学ぶ必要がある。
「両手→片手」の移行というよりは、「ワンハンドは最初から別のスキル」と認識するんですね。
まるでゼロから習うような感覚で教え込む。そうすれば「両手の延長で…」という古い思い込みから抜け出せるわけです。
細かいテクニック(ファイブフィンガーダウンやスウィープ&スウェイ等)も色々ありますが、ここでは割愛。
ただ、いずれにしてもワンハンドはまったく別物の技術だと捉えることがとても大切だということを覚えておいてください。
結論:両手シュートを卒業すると新たなステージへ行ける
ここまでの流れを整理すると、
歴史的経緯で残った両手シュートは、現代のバスケでは過去の遺産- 両手シュートは、
ユーロステップやステップバックなど斜めスタンスを要するスキルと両立しづらい 軌道やマグヌス効果の活用などからも、はシュートそのものの性能ワンハンドシュートの方が上筋力不足で両手に頼るのは低年齢期の一時的な話に過ぎない技術の幅を広げるからこそ個性と呼べる
「両手でも入るし、個性だから」という声もあるでしょうが、実際トップレベルでは両手シュートで高確率を保つ選手は極めて少ないし、何より技術の可能性を狭めてしまう。
私はあなたに「もっと個性を出すためにも、両手シュートはぜひ早めに卒業しよう!」と言える指導者になってほしい。
世界を見ても、海外の女子プレーヤーは当たり前のようにワンハンドシュートを使っているわけだし、それを強みにしてスピーディで多彩なオフェンスを仕掛けてくる。
だからこそ、指導者のアップデートが欠かせない。
古い指導法にとらわれず、両手から片手への移行を積極的にサポートし、ワンハンドシュートをゼロベースで丁寧に教える環境を作る。
それが今後の日本女子バスケをさらに進化させる鍵だと思います。
両手シュートが悪だとは言いませんが、「まだ続ける意味あるの?」という問いを突きつけられる時代であることは確か。
もしあなたが現在両手のフォームの選手を指導しているなら、新しい自分を開くチャンスかもしれない。
斜めスタンスでステップバックしたり、片手で素早くリリースしたり、強いバックスピンでリングに吸い込まれるように決める感覚を手に入れれば、バスケがさらに面白くなります。
両手で打つのが昔からの習慣だったとしても、大学や社会人になってからでも遅くはない。
より高いレベルを見据えるなら、今すぐトライしてみましょう。私はそれを全力で応援したいし、あなたにはぜひチャレンジしてほしい。
そこから始まる未来があります。
参考文献
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- 杉山敬・白武修一・亀田麻依・木葉一総・前田明 (2014). 椅子座位でのシュートトレーニングが遠投能力および長距離シュートの成功率に及ぼす影響. スポーツパフォーマンス研究, 6, 300-312.
- Yoshii, T. (2022, Feb 16). Silver in Women’s Basketball: “Golden Rules for Shooting” Saves Saki Hayashi from Slump (Interview with T. Higashino). World Insight.
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- 三村悠介 (2024年8月4日). 《左手は添えるだけ》…女子バスケ選手が両手シュートからワンハンドシュートに切り替えた“納得理由”
